2014年01月10日

東洋医学の捉え方


東洋医学では、生体の機能を『気(き)血(けつ)』に分け、このバランスを保たれた状態を「健康」と考えています。このバランスが崩れると、何か調子が悪い、疲れやすいなど、病気ではないが健康でもない状態「未病」となり、これがさらに悪化進行すると「病気」になると考えます。

「気」とは生命活動や生理機能を維持する中心の原動力、「病は気から」の喩えどおり生命力のエネルギー源で心の働きも含むものです。
「血」とは全身に栄養を与え、生命活動を活性化する血液です。また体液の総称でもあり体の防御機能に関与しています。

人の体は、この気・血が過不足なく巡り、臓腑(各器官)が協調して機能する事で、健康な状態が保たれます。しかし、何らかの影響で、気・血のどれかが不足し、巡りが悪くなると、臓腑機能に影響が及び、やがて低下する事によって不調に繋がります。
例えば、気の巡りが悪くなると、イライラしやすい、憂うつになる、やる気が出ない、怒りっぽくなるなど不調に繋がります。気の滞りは血の流れにも悪い影響を与えます。
血の巡りが悪くなると古い血が体内に滞り、血の質が悪くなることで粘り気が増し、流れが悪くなって固まりやすくなります。慢性的症状(頭痛、肩こり、鼻水、冷えのぼせ、生理痛)がその例となります。

はり灸治療は、西洋医学にはないこの「未病」の段階から治療がする事が出来、体質改善を進め、自然治癒能力を高めることによって重症化を防ぎ、比較的短期で健康状態に戻す事を目指す治療法です。

posted by 高見 清 at 17:12| Comment(0) | お知らせ